写真用閃光電球 フラッシュバルブ
よほど昔から写真をやっていた人でないとご存じないかもしれませんが、カメラ用のフラッシュ(ランプ)と言うものがありました。
小型の電球状のフラッシュバルブ(ランプ)を発光器に差し込んでカメラとつなぎシャッターを切ったら発光します。一度光るともう使用できませんので新しいのと交換します。
このフラッシュ発光器と、何個かのバルブ(ランプ)が知人からのカメラ関係の古道具の中に入っていました。懐かしかったので磨き上げて使用可能かテストしてみました。
かなり古いもののようで発光器も笠が折り畳みではなくパラボラ状の物でした。
発光器にはリケノンとメーカー名が入っていますのでリコー製でしょうが、珍しく単三4本で使用するようになっています。
私の記憶では015と言う22.5Vの積層電池が主に使われていました。
カメラとつなぐコードも付いていて今でも使用可能でした。シャッタ替りにピンセットでショートさせてみましたがちゃんと発光しました。
ストロボが出てくる前は暗いときに写す必需品で、古いニュースのシーンたくさん光るのを見ることがあります。
今ではデジカメで、ストロボでさえ必要ないくらいの高感度の撮影ができますので昔こんなものもあったという話でしかありません。
骨董品にふさわしい昔のカメラに付けてみました。青い色の付いているのはカラーフィルム用で色温度を高くしてオレンジに写るのを防ぎます。
サイズの異なるバルブは発光の強さが違います。口金部分が電球の大きさほどあるのや後にはミニチュアサイズのも出ていました。
右上の一個は使用済みで、カメラのシャッターの構造によってM級とFP級があり、光り方(燃え方)が異なり、MはピークをつくりFPは台形状に光るようになっていました。
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