防波堤上の三角点
廿日市市宮島口、宮島に渡る連絡船の桟橋の西南250mくらいの所に標高3.51mの四等三角点厳山(いつくやま)というのがあります。
現地は防波堤になっていて海岸に降りる階段のすぐ脇に丸い金属板が埋め込まれているのみです。
三角点と言っても他には何の印もありませんので、そのつもりで探していかないとちょっと見つけにくいかもしれません。
点名には厳山とありませが海岸ですので山はありません。
私が持っている昭和54年11月30日発行の古い地図には400mくらい離れた別の位置の標高24.3mの小高い丘の上に三角点があります。
国土地理院の基準点成果等閲覧サービスの点の記にアクセスしてみると履歴に最初 S30.2.11設置、S47.7.31移転とあり、現在のはH16.1.7に設置されていて2度移転し3度目の仮住まい?みたいです。
せっかく設置されても住宅開発か何かで2度も引っ越しを余儀なくされ、現在も安住の地ではなく仮住まいの感が強い三角点です。
地図には他の三角点と同じように載っています。赤い線は調べに出かけたときのGPSの軌跡です。
矢印が三角点のプレート、後は宮島で画面中央あたりに大鳥居が小さく見えます。
プレートを真上からパチリ。
古い地図で、緑に見える所に24.3mの三角点がありますが現在では他の部分と同じ高さになっています。
コメント