真空管式プリアンプ
いい季節になりましたので秋の夜長、音楽鑑賞でもとレコードをかけてみました。
以前使っていた自作の真空管プリアンプを久々使用して見ようと引っ張り出し接続してみました。
たぶんスイッチを入れるのは6~7年ぶりになると思いますが意外とすんなり音が出ました。
以前はプリ部とメイン部が切り離せるようになったサンスイのメイン部を使用して鳴らしていましたが、デンオンのプリメインアンプPMA950を入手してからは真空管のプリアンプは使用していませんでした。
ちょっと変わった回路を使用したテクニクス(パナソニックのオーディオブランド名)のA30プリアンプの回路をアレンジして自作したものです。
最初はトーン回路などもと思ったのですが何度か改造するうちにただのイコライザアンプとライン入力回路のスイッチングのみのアンプになってしまいました。
久々に聞く音は相変わらずいい音で、思ったよりもすっきりしていてデンオンの音より前に出てくるように思えました。
再生中にスピーカーが痛んでしまうのではないかと思えるような大きな雑音が入って肝を冷やしました。
チェックしてみると、真空管に触ると出てくるので予備のと交換してみましたが変わらず、ソケットの接触が少し良くないのかなと結論付けました。
それでもどこか部品が壊れてしまったのかなと久々ふたを開けてテスターで各部の電圧をチェックしてみました。(ほぼ異常なし)
外側に79.12の日付が入っていますので完成後38年たっています。そのあと何度か改造してRIAAのみのプリアンプになっています。
部品の大きさやSWの配置を考え設計図を作り、アルミ板を買ってきて切り、折り曲げ、塗装して筐体を作り必要な部品をそろえ組み立てましたがいまではとてもそんなエネルギーは出てきません。
フロントパネルW40cm,H8cm、奥行きは20cm、上に乗っているのが電源、真空管(12AX7T)のヒーターも直流点火で、ゲインの低いせいもありますが、ハム等全くなし!
向かって左が初段(イコライザアンプ)右は今は使っていません。
1回路分のイコライザアンプ、RIAA用のC,Rは接着剤で固めてしまっています。
電源部分、大容量のコンデンサーを奮発、外につけてあるのはリップルフィルター用のTr
こんなシステムで試聴、プレーヤはパイオニアのPL-50L+テクニクスのEPC205MKⅢ、プリメインはデンオンのPMA-950 写っていませんがSPはヤマハの1000Mです。
いずれも骨董品の領域に入りそうですが私を十分満足させてくれます。
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