ドライヤーの修理
知人からヘアードライヤーの修理を頼まれました。
ヘアードライヤーは電源の抜き差しや、使用時には動かして使うので、他の電気製品以上に電源が入らなくなったり、時々不調になることが多いみたいです。
預かったのも、時々はスイッチが入るが動かないときが多いというものでした。
こんな故障は差込プラグの近くか、本体からコードが出たところの断線がほとんどですが、チェックしていってもどちら側も異常なしでした。
コードに極細の虫ピンを2ヵ所、芯線部分まで差込みその間の導通をテスターを使って探っていき故障箇所を探しました。
結局、発見した故障箇所はコードの中間部分で、4~50本ある細い芯線が切れ掛かっていました。
面倒なことに、探っているときにも時々異常なし状態になるのでどこが悪いのか悩んでしまいます。
修理は切れている箇所を、片側の線のみ切り開いて半田付け、ビニールテープを巻いて完了です。
虫ピンを挿したあとは残るのですがビニールコードの弾力性を頼ってそのままです。水につけると漏電の可能性も有りますが片側の腺のみですので、普通の使用状態では考えられません。
故障したのはさっさと捨てて新しいのを買えというかもしれませんが物を大切にすることは今生きている人の義務だと思っています。消費し、粗末にすることが積もり積もって温暖化、資源不足など子孫に禍根を残すことになると思っています。
それにいろいろ考え、工夫して修理することは面白いことですし・・・
両端にワニ口クリップの付いたコード(DIYの店に売っています)を2本使いテスターに接続して導通を確認します。両手が開くので作業が楽です。
実際はこんな感じでコードに虫ピンを差し込みます。それぞれをテスターにつなぎ探ってゆきます。手のひらでコードをさわっていくと故障箇所は少しだけくぼんでいました。判りにくいと思いますが赤マジックのところ。
切り開いた故障箇所、力がかかったりして少しづつ切れていったと思われます。少し黒くなっていましたので断続時に中で火花が飛んだかもしれません。発熱したりして危険!
赤い矢印のうち、下のほうが修理箇所、もので押さえてしまっていたのか、普通はこんなところが切れるなんてちょっと不思議です。
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