アレチヌスビトハギ
もうほとんど種になっていますが、廿日市市内ではアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)が猛烈な勢いで生息域を拡大しています。名前のとおり、ヌスビトハギの近縁ですがこちらは北米原産、マメ科の多年草の帰化植物です。
最初に見たのはほんの数年前のような気がしますが今ではいたるところで見かけるようになりました。
一度生えると抜いてしまうのも大変で、芽立ち間もないような株を引っ張ってもなかなか抜くことは出来ません。
多年草なので地上部を刈ってしまっても根が残りますし・・・
私は"ひっつきもっつき”といっていましたが、オナモミやセンダングサのように、他の動物や人間の衣服などにくっついて分布を広げてゆきます。
引っ付く力も強力面ファスナーのように他の植物以上に強くなかなか手ごわい相手です。
気づかずに草原に入ってズボンのすそや手袋についてしまって取るのを苦労することがありましたので最近はかなり注意しています。
いろいろな帰化植物を見てきましたがその分布域を広げる力は異常に強くそのうちそこらじゅうアレチヌスビトハギだらけになってしまうのではと少し不安に思います。
でもまあ、ヒメジョンやセイタカアワダチソウが蔓延したときもそのうち適当なところで収まっていますが・・
8月初めころに撮影、ピンクの小さなマメ科特有の花をたくさん咲かせます。時間が経つと青っぽくなるのもあります。
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