カメラ修理
キャノンのフィルム一眼レフカメラ、マニュアルフォーカス・シャッター優先オート付のCanon EFと言うカメラが手に入ったので修理してみました。
修理と言っても壊れていたわけではないので正確には使用可能状態にしたと言うことです。
入手時には①外観・レンズ・フィルター等かなり汚れている。
②電池が入手不可能(H-D×2でずいぶん前に製造中止)
③ミラーが当たる部分のモルトが溶けてしまってだめ。
④フィルム室の端のモルトがだめで漏光の恐れがある。 などでした。
①はボディーはガーゼを湿らせて拭き上げ、レンズ、フィルターはレンズ清掃用の布で拭く。
で見違えるほどきれいになりましたがガーゼと布は相当汚れて後で洗濯しました。
②はSR-44が使えるように電池ボックスに中に細工をしました。
③は手持ちのプレーンゴムを、寸法を見て、カッターで幅を狭く(1mmくらい)長く(40mm弱)切って両面テープでだめになったモルトを少し削ってどけ、上に貼り付けました。
④はカラーラボでもらったフィルムパトロネーの入り口に貼ってあるテレンプを取り出し、必要な長さ、幅に切って貼り付けました。
電池を入れていろいろテストをしましたが正常に撮影できると判断できる状態になりました。
しばらく手元に置いて重厚な質感とズシンとくる重量感を楽しみたいと思っています。
②ちょっと太めのアルミの線(緑色に見えるの)を丸めて電池室の中に厚手の両面テープで貼り付け電池が真ん中に来るようにしました。
③ミラーが当たる部分に貼り付けたプレーンゴムー作業が雑ですがミラーが押さえてくれるので剥がれる心配はあまりありません。
④パトロネーを分解してテレンプを取り出し全体に両面テープを貼り、必要な長さ・幅に切って糊面のカバーを剥がし貼り付けます。
細く切って裏蓋の溝に貼り付けるなど、漏光対策にはずいぶん有効です。
④古いカメラはフィルム室の蝶番の内側のモルトがだめになって漏光することがよくあります。テレンプで補修すると簡単に直ります。
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